大学コンソーシアム京都 単位互換制度

科目について

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VOICES

京(みやこ)を学ぶ京(みやこ)を学ぶ

「ミュージアムPBL科目」参加者の声

 藤原 花帆さん

同志社大学 3回生

コラボレーション概論A(京都ミュージアム企画デザイン演習)(京都精華大学×京都国際マンガミュージアム)

Q1 この科目をどのように知りましたか?
大学で配布されたチラシです。
Q2 この科目に興味を持った点はどこですか?
オンライン授業が続き、京都府の学生ならではの経験ができない中、他大学の学生との協働の機会があり、京都のミュージアムを舞台に課題解決能力を養える点です。 その中でコラボレーション概論Aを選んだ理由は2つあります。1つめは、京都精華大学の開講科目だからです。私は経済学部なので、文化や表現、芸術を専攻されている方々との出会いにより自分の視野が広がるのではないかと考えました。2つめは、マンガという娯楽を楽しむ側としてでなく、それを活用する側としての視点を得たかったからです。
Q3 この授業であなたががんばったことやためになったことはどんなことですか?
がんばったことは、班で自分の役割を見出して、それを責任を持って果たすことです。この授業では、京都精華大学の方が大半だったため、表現やデザインの面では及ばないと思いました。そのため、それ以外の面で自分なりの強みを発揮できるように工夫しました。例えば、施策の実現可能性を上げるために必要なものの調達方法や予算、設置場所を考えたり、議論内容を分かりやすく整理して共有したりしました。また、発表に使用するパワーポイントの見やすさや構成の改善、最終発表を見据えたスライドと原稿内容の変更などの役割を担いました。このように、細かいところまで怠らない性格や議論を把握し整理する力、大学の授業での発表経験などを活かして、班員としての役割を果たせるようにがんばりました。
Q4 授業の中で、がんばったけどうまくいかなかったこと、しんどかったことはありましたか?あった場合は、どんなことですか?
授業内容として施策の提案までだったため、策の実施に至らなかったことはうまくいかなかったこととして挙げられます。もう一度挑戦できるならば、従業員に施策について説明し、日々の業務内で施策を実施する余裕があるか、難しいならどこを改善すべきかヒアリングし、案の練り直しを繰り返していきたいと反省し、今後このような機会があったときに活かしたいと思いました。記事に向いていない内容になりますが、履修生とのモチベーションの差には苦しみました。単位に加算されない方や他大学の方とたくさんお話をしたいと考える方が多く、施設の課題に時間一杯を使って本気で向き合いたかった私にとっては価値観の相違を感じた経験でした。ただ、この経験は自分の傾向に気づくきっかけにもなり、就職活動の自己分析に役立ちました。
Q5 受講する中でZOOMやLINEなどオンラインシステムはどのように利用されましたか?オンラインがあって良かった点・効果的に
活用できた点などがあれば教えてください。(オンラインでの授業や、利用がなかった場合は「なし」とお答えください)
インタビュートレーニングと最終発表のみzoomでした。発表準備で班のメンバーと連絡をとるためにLINEを少し活用しました。発表スライドについては、自分の担当部分を作成し、班で1つのスライドにまとめたので、Googleスライドを使いました。リアルで集まらずに共同で編集できるため効果的に活用できたと思います。
Q6 この授業を受けて、あなたが成長できたなと実感する部分はどこですか?
潜在的な課題に着目できるようになりました。授業当初は、博物館事務局長の方が困っていると伝えてくださった顕在的な課題に対して施策を考えていました。しかし私の施策は、中間発表で継続して提案してほしい案に選ばれませんでした。そこで課題の選定から見直しました。局長が学生に求めるものや、その日一般の方は入ることができない地下書庫を見学したことなどを踏まえて、博物館としての在り方を再考しました。それによって、既存の資料を活用した施策の提案に至り、事務局長や自分の感想・意見から抽出した課題ではなく、ミュージアムの来館者視点の課題を設定できました。結果として、事務局長に新たな観点を与えられたと思っています。課題を発見し解決する能力から一歩踏み込んだ課題解決能力を身に着けられました。これからも、相手が気づいていない問題やそこまで重視していない問題について、発見し解決していくために、現状分析のスキルや、”なぜ”と疑問を持つ力を伸ばしていきたいです。 また、私は、中間発表やそのフィードバック、地下書庫見学を踏まえて、地下書庫の価値の高い資料が多くの来館者の目に触れないという事実を見過ごせず、班を移動しました。私は、初対面の方とコミュニケーションをとるのは得意な方ではありませんが、限られた授業時間を最大限自分の成長につなげるために、主体的に行動できたと思います。
Q7 この授業を人にオススメするポイントがあれば教えてください。
施設の方とコミュニケーションをとりながら、他大生とより良い施策・プレゼンにするために議論を重ねていく点です。社会に出てからの仕事と似ている部分があると思います。 この授業については、マンガ含め日本文化が好きな人、ただ好きという気持ちから掘り下げてエンタメへの問題意識を養いたい人にお勧めです。最初はマンガが好きという理由で履修するので構わないと思います。(授業の休憩時間にマンガも読めるので。)そこから、マンガミュージアムについて、マンガについて、文化について、収益についてなど、博物館を取り巻くものを多角的に考えつくすことで、フィールドワークだったこの授業が、履修後、学習やキャリア観を変化させてくると思います。
Q8 「単位互換」のことをまだ知らない学生や、知っているけど迷っている学生が、「単位互換」を受講してみようと思えるような
メッセージをお願いします。
単位互換授業は、少しの勇気を出して履修登録するだけで、自分の学びのフィールドを広げられる制度です。京都ならではの体験がしたい人、大学でやりきったと思える経験がしたい人にはうってつけの制度です。個人的には、コンソーシアム京都の中で自分の大学が開講大学になっている単位互換授業だけでなく、他大学の単位互換授業を受けることをお勧めします。その方が他大学の方の比率が大きいからです。異なる環境で異なる学問を学ぶ方々との交流や協働を通して、自分の大学での座学だけでは得られない学びが必ずあります。

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