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「京都世界遺産PBL科目」担当教員・施設担当者インタビュー

大島 祥子

【担当教員から】
大島 祥子 先生

京都光華女子大学

Q1:この科目のねらい、魅力は?
仁和寺様からのお話や自分たちで調べたことから課題を整理し、これの解決・緩和する展開を考え、可能であれば実践する、シナリオデザインを体感できる場を目指します。普段の生活の中では、世界遺産、寺院の方からその運営に関する話を聞くことはほとんどないと思います。本科目では、これまで訪れるだけだった場所から180度目線を変え、来訪者や地域の方々への働きかけを考える機会になります。これが魅力と考えます。
Q2:実際に開講していかがでしたか
学生たちを温かく迎え入れ、得がたい体験をさせていただいた仁和寺様に感謝申し上げます。学生たちは、空間も単語も文化も未知の仁和寺に恐る恐る近づいていきました。最初は果てしなく高いと感じた敷居も、学ぶ度に下がっていったのではないでしょうか。「提案する」というのは最後の関門でした。学生たちにとって身近なSNSを活用する提案に対してご寛容くださったことは、教員にとっても寺院の寛大さを知る機会になりました。
Q3:今後の授業の取り組みや計画、参加する学生への期待をお聞かせください
2022年度同様に、世界遺産・仁和寺の歴史や文化を学び、多様化する観光のスタイルを踏まえ、観光関係のデータの活用など客観的な指標を重視した提案に結実するプログラムを提供したいと考えています。チームとなって取り組むことを一層重視したいと考えますので、受講生同士のコミュニケーションや情報共有の仕組みを工夫したいと思います。
Q4:その他、メッセージ等
統計データを扱うことや適宜その場で調べ物をしたり、テキストとしてまとめることが想定されますので、各自ノートパソコンを持参することが望ましいです。あとは「やる気」を持参してください。

【施設担当者から】
岩田 大悟

総本山仁和寺総務部総務課

私たちの取り組みや寺院の抱える課題について考えていただき、参加する学生自身に仁和寺を身近に感じていただきたいのはもちろんのこと、そこから次世代を担う学生の柔軟なアイデアでどうより身近に感じてもらえるのかなどを提案していただきたいです。
成果物が単なるアイデア提案となるのか、実施要項の提案となるのかは取り組まれる学生たちの自主性によります。たった十数回の講義数ですがフィールドワークの回数や打ち合わせ、この取り組みにかけた時間が学生たちの今後の社会活動の大きな糧になるようなものにしたいと思います。

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