大学コンソーシアム京都 単位互換制度

京都の世界遺産が学びのフィールド

産官学連携プロジェクト:仁和寺で学ぶ京都の観光と
文化財~京都世界遺産PBL~

洛北、双ヶ岡の北麓に位置する真言宗御室派総本山の仁和寺は、 創建以来、1200年余の歴史を有する大寺院である。壮大な伽藍には、国宝、重要文化財のほか、登録有形文化財、国名勝・史跡など、バラエティに富んだ文化財が存在する。
まさに世界遺産にふさわしい魅力を持つ仁和寺について、この授業では、歴史的背景を念頭に置きつつ、仁和寺と地域との関わりにも注意を払い、現在の京都の世界遺産の中での仁和寺の位置を明らかにし、その魅力を発信する方法を追究する。

また、世界遺産とは何かという理解も重要である。日本ユネスコ協会連盟HPでは、「世界遺産とは、地球の生成と人類の歴史によって生み出され、過去から現在へと引き継がれ、そして私たちが未来の世代に引き継いでいくべきかけがえのない宝物」と定義され、UNESCOは、世界遺産を”人類共通の遺産”として保護・保全していくための「国際的な協力体制を築く国際条約として、1972年第17回UNESCO総会にて「世界の文化遺産及び自然遺産の保護に関する条約」(通称:世界遺産条約)」が採択されたことを明示している。

世界遺産を単なる観光資源のひとコマと捉えるのではなく、立地する環境の中でどのような価値を持ち、将来に向けてどのように価値を高めていくのかをしっかりと究明することが求められているといえよう。仁和寺が有する貴重な文化財の活用と保存に注目して、持続可能な世界遺産という課題にも向き合いたい。また、京都市などが公表している観光関係のデータ分析を行い考察を深める予定である。授業は、教室での活動と現地の見学・ヒアリングで行う。なお、この授業はコンソーシアム京都「世界遺産PBL科目」の一つであり、他大学の学生と協同で授業を作り上げる。

 

授業情報

受入先 仁和寺
科目提供 京都光華女子大学
科目名 産官学連携プロジェクト:仁和寺で学ぶ京都の観光と文化財~京都世界遺産PBL~
担当教員名 大島 祥子

シラバス参照

受講生の声


PAGE TOP