世界遺産PBL講座
~最新のマーケティング手法を活用して文化遺産の問題を発見し解決する
一般的に、地域マーケティングと言えば、特産品や観光名所をいかに上手くアピールするかに力点が置かれるが、知名度の高い文化遺産では、見どころや人気のスポットなどが既に定まっていることが少なくない。本講義のフィールドとなる二条城も、その例外ではなく、毎年恒例のいくつかのイベントでの集客はもちろんのこと、観光客が注目するポイントも特定の場所に限定されているように思われる。しかしながら、特定のイベントが行われない通常の日に繰り返し来場した人の割合(リピート率)や文化遺産修復の一助となる募金をしている人の数は決して多くはなく、何らかの改善策が望まれていることも事実である。
そこで、本講義では、人間の感情的な部分を考慮する「マーケティング3.0」の適用をベースとする文化遺産マーケティングを考える。この手法は、近年、マーケティングの世界的権威コトラーによって提唱された、別名「価値主導型マーケティング」とも呼ばれるもので、製品が中心だった「マーケティング1.0」、顧客中心の「マーケティング2.0」とは一線を画す、スピリット・ハート・マインドといった人間の感情的な部分を重要視するマーケティング手法である。
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受入先 | 二条城 |
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科目提供 | 同志社大学 政策学部 | |
科目名 | 京都世界遺産PBL科目~最新のマーケティング手法を活用して文化遺産の問題を発見し解決する | |
担当教員名 | 多田 実 |
Application |
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