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「世界遺産PBL科目」施設担当者インタビュー

森 清顕 先生

【施設職員から】
森 清顕 先生

清水寺執事補 清水寺塔頭泰産寺住職 上智大学グリーフケア研究所研究所非常勤講師 

Q1:授業を受け入れる理由について:事業等における課題解決・効果、大学・学生に対しての期待について
課題解決も大事であるが、それ以前に問いを立てることの大切さを学生さんに学んで貰いたいから。また、他大学・他学部の学生との繋がりをもつ場の提供。大窪先生科目では、文化財を守ることをテーマとするが、避難の図上訓練を含め様々な場に於いて命を守る意識を持つことを考える切っ掛けとして貰いたい。宗本先生科目では、問題答えがないところから、問いを見つけることの目を持って貰いたいと考えているから。
Q2:実際に授業を受け入れて:フィールドワーク、成果報告内容などから、学生の取り組みについて感じられたこと
大窪先生科目では、フィールドワークを通して実際に見聞することで毎回新たな指摘があり大変機知に富むディスカッションが行われている。 宗本先生科目では、問いも答えもないところから始まるため、他大学他学部の学生が集まることで、学際的な討議が重ねられそれぞれの特技や見識に依って課題を見つけられる力、ブラッシュアップする力を高めている。両科目は、ゼミのような深い繋がりが出来ており、授業が年度で終わっても、関係性がそれ以降も維持されている。
Q3:学生の活動内容についての評価:Q1での期待に対しての評価、今後取り組んでほしい課題やテーマなど、今後、この授業に参加する学生の学びや成長に対する期待について
大窪先生科目では、どこに居ても起こりうる地震や災害において、危険を避けるためにはどう行動するべきかということを、この授業を通して考え方や行動を学ぶことで、もしもの時に命を守ることができ、防災意識を他の人にも伝えられる人になって貰いたい。 宗本先生科目では、課題を見つけることが一番大変である。大学の研究の範疇だけではなく、趣味なども含め様々な経験や知識が手立てとなる。この授業を切っ掛けに、学問の幅広さや柔軟な発想を持って貰いたい。
Q4:その他、メッセージなど
授業が終わっても、清水寺で共に学んだOBOGがいつでも戻ってこれるような場として、寺としてもありたいと考えている。
竹中 亮寛 先生

【施設担当者から】
竹中 亮寛 先生

総本山仁和寺総務部総務課

Q1:授業を受け入れる理由について:事業等における課題解決・効果、大学・学生に対しての期待について
私たちの取り組みや寺院の抱える課題について次世代の若者に知ってもらい、仁和寺を身近に感じていただける良い機会であると感じています。また課題から問題解決の手段を現場のフィールドワークと学びを通してゼロから作り出す経験は学生にとっても非常に有益なものです。宗教文化や文化遺産への理解を深め、今後の社会活動にぜひ生かしていただきたいと考えております。
Q2:実際に授業を受け入れて:フィールドワーク、成果報告内容などから、学生の取り組みについて感じられたこと
寺院の抱えている課題や、現在の取り組みについて学生たちに学んでいただける機会を得ることに大きな喜びを感じます。若者独自の観点から寺院運営の課題解決方法を提案してくださることも新鮮に感じ、大変感謝しております。学生たちの熱心に取り組む姿を見て将来のますますのご活躍を期待するばかりです。
Q3:学生の活動内容についての評価:Q1での期待に対しての評価、今後取り組んでほしい課題やテーマなど、今後、この授業に参加する学生の学びや成長に対する期待について
成果物が単なるアイデア提案となるのか、実施要項の提案となるのかは取り組まれる学生たちの自主性によります。フィールドワークの回数や打ち合わせ、この取り組みにかけた時間は学生たちの今後の社会活動の大きな糧になります。また、学年の異なる他の学生との出会い・つながりが出来ること、非常に有意義に思います。大切になさってください。
米山 裕貴 先生

【施設担当者から】
米山 裕貴 先生

賀茂別雷神社(上賀茂神社)

Q1:授業を受け入れる理由について:事業等における課題解決・効果、大学・学生に対しての期待について
賀茂別雷神社においては年間沢山の祭典がございますが、その中で「水まつり」という祭典がございます。私達、神職は普段神社でご奉仕をさせて頂いていて当たり前に思っていることが世間的には当たり前では無いことがいくつかございます。そいった私達に無い考え方を持っている学生達に意見を頂いて、運営に携わっても頂き、水まつりを毎年、斎行させて頂いております。若い子達に発信をしていく中で、今後もそういった考え方を持って頂いて一緒に頑張っていけたらと思います。
Q2:実際に授業を受け入れて:フィールドワーク、成果報告内容などから、学生の取り組みについて感じられたこと
学生の取り組み自体は全く問題がございませんが、この取り組みは部活動のような先輩・後輩といった関係性が無い為、一言で申しますと毎年初めましてから始まり、神社を説明し、企画等など最初からお話を進めていくといった流れになっております。学生が入れ替わり毎年違う子が携わると、新鮮な意見が出てくるとも思いますが、いい企画があってもその考えでの取り組みは1回で終わってしまいます。私はこの取り組みを賀茂別雷神社と深く進めていきたいのですが、その都度、この現状だと学生が変わってしまうと、どうしても浅い形になっているのではないかと思いますので、良いものは膨らませていき、良い意見は反映していく、年を重ねるごとにより良いものを作っていけたらと思います。
Q3:学生の活動内容についての評価:Q1での期待に対しての評価、今後取り組んでほしい課題やテーマなど、今後、この授業に参加する学生の学びや成長に対する期待について
講義ではあるが、講義・単位の為といった考え方では無く、積極的に取り組んで頂き、賀茂別雷神社の水まつりの取り組みということで、集客は勿論の事、賀茂別雷神社と水というテーマを掲げて取り組みをして頂きたいです。
Q4:その他、メッセージなど
現在検討段階ではあるが、賀茂別雷神社の水まつりを斎行するにあたって、この取り組みを主体的に活動をして頂いているが、この取り組みをより良いものにしていく為、賀茂別雷神社の水まつり実行委員会みたいなものを立ち上げ運営を行っていく予定をしております。つきましては今後の活動自体が実行委員会が立ち上げられましたら活動内容が変わっていくことも考えられますのでその際は宜しくお願い致します。
田中 正之 先生

【施設担当者から】
鳥居 将志 先生

京都市元離宮二条城事務所

Q1:授業を受け入れる理由について:事業等における課題解決・効果、大学・学生に対しての期待について
京都市内にある唯一の城郭で、全国から小中学生は修学旅行で訪れていただくのですが、大学生をはじめとする20代の方にもっと訪れてもらうきっかけとしたいというのが受け入れた理由の一つです。大学生自らが課題についてどういう視点でとらえ、それをどう解決していくか期待しています。
Q2:実際に授業を受け入れて:フィールドワーク、成果報告内容などから、学生の取り組みについて感じられたこと
実際に今後取り入れたいと思う考えを提案してもらうことや、フィールドワークの時にこちらが気づかないような鋭い質問が出ることもあり、想像以上に学生の皆さんが真剣に取り組んでいることが印象的です。この授業を通じて二条城の魅力だけでなく、文化財や世界遺産の魅力を広げる役割を果たしてくれているようでとても頼もしく感じています。
Q3:学生の活動内容についての評価:Q1での期待に対しての評価、今後取り組んでほしい課題やテーマなど、今後、この授業に参加する学生の学びや成長に対する期待について
自分たちで課題を見つけて、その解決策を具体的にどう考えていくのかという過程について、大学生ならではの考えを出してくれることに期待しています。欲を言えばもっといろいろな大学から学生が集まって、多様な意見の中で解決策を導いてくれることになればいいなと思います。

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