感動を伝えるサイエンスコミュニケーション
動物園をフィールドに
本授業は、京都市動物園を研究教育活動のフィールドとします。大学生が自分たちの目線で魅力を再発見し、自分たちが感動したことを伝えるために何をすればいいのかを考え行動することを企図するものです。
本動物園は、日本で初めて「市民の手」によって設立され、全国で 2 番目に歴史のあるところです。アフリカの草原、もうじゅうワールド、ゴリラのおうちなどユニークな名称でゾーン分けがされています。そして、動物園を野生の世界につながる「窓口」だと位置付けています。また、動物園では、研究成果の発信や、生き物を通じた命の学習、そして、動物園が位置する東山岡崎地区を俯瞰した自然環境についても学習の機会を提供し
ています。
そこで、大学生が動物園と来場客との間をつなぐサイエンスコミュニケーターの役割に挑戦します。例えば、「動物園の動物と野生の動物はどちらが幸せか?」といった問いを立て、研究成果や動物園の歴史文化、地理的背景をも考慮し発信することで、環境、社会、経済の視点から動物園の魅力を一層高める企画を行います。本講義は、動物園の生き物・学び・研究センターと協働で実施するものです。
政策トピックスでは、多世代が集う動物園を「公共経営」の場ととらえ、研究成果と実践から社会問題について共に考え主体的に行動すること、その機会を創出することを目的としています。調査研究とコミュニケーションを通じて自らの潜在力に気付き、表現力を豊かなものとし、リーダーシップを発揮することを目指します。
受入先 | 京都市動物園 | |
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科目提供 | 同志社大学 | |
科目名 | 感動を伝えるサイエンスコミュニケーション:動物園をフィールドに | |
担当教員名 | 服部 篤子 |
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