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京都の世界遺産が学びのフィールド

古都の仏教 ―伝教大師最澄・比叡山延暦寺の魅力と現代―

平安時代、伝教大師最澄(766/767~822)は若くして比叡山に入り自らの修行の地とされた。伝教大師を祖師と仰ぐ日本天台宗は東塔・西塔・横川を中心に諸堂が並ぶ延暦寺(世界遺産)を総本山とする。

令和3年(2021)は伝教大師最澄入寂1200年の大遠忌御正当年にあたり、種々の法要や行事が展開された。伝教大師の思想特色は一乗思想にあり、仏教の総合化と表現できる。それは円融思想に基づくといえよう。伝教大師の精神は現代に引き継がれ、様々な面からその魅力を探ることができる。最澄の生涯と思想を学び大師の魅力の一端にふれてみよう。

修行の聖地である比叡山は「日本仏教の母山」と称され、法然・栄西をはじめ仏教宗派の祖師の多くが比叡山で修行してきた。天然林を含む比叡山では「お山はお大師様の体、お山の木々はお大師様の衣」という意識が継承され現代まで森林管理がなされている。 現在、国宝の根本中堂は大改修の最中であるが、授業ではそのお堂を拝観し延暦寺僧侶の説明を受け、千日回峰行の行者道を実際に歩いてみる。

授業では受講生を班分けし、各班が伝教大師・延暦寺そして比叡のお山の魅力を探求し、現代社会への魅力発信の方法についても考える。最終回講義で班別発表をする。

授業情報

受入先 比叡山延暦寺
科目提供 龍谷大学
科目名 古都の仏教 ー伝教大師最澄・比叡山延暦寺の魅力と現代ー
担当教員名 道元 徹心

シラバス参照

担当教員の声


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